◎ 日帰り旅日記 

淡路島〜徳島A
大塚国際美術館



とても人気のある美術館が徳島にあるらしい!
車で日帰りでも行けそうだったので、
そんなに人気があるのなら、どんなところなのか
見に行ってみようってことで・・・。
淡路島から徳島に渡ってすぐ、鳴門北ICから車で
約3分の場所にある「大塚国際美術館」に行ってみました!
専用駐車場は少し離れた場所になるので、
無料シャトルバスでの移動となります。

入館券を購入して入館です!
入館料は一般3240円、大学生2160円、小中高生540円。
普通の美術館から考えるとかなり高いのですが・・・。
ここは、世界初の陶板名画美術館なんです。
簡単に言えば、ゴッホとかピカソとか
有名な1000余点の作品を陶板で原寸大に複製して
展示している美術館です。




B3F〜B2F〜B1F〜1F〜2Fと見て回ります。
入場してまずあるのが、システィーナ礼拝堂です。
ミケランジェロの作品ですね。
ほんとすごいんですよ!!!綺麗で素敵な空間です。
環境ごと、陶板で複製されているんです。
この部屋が一番のメインですね!ほんと良かったです。
B2Fに上がると、上から眺めることも出来ました。



ここの美術館の作品は本物をそのまま陶板で再現しているんですが、
このエルグレコの祭壇衝立復元(写真下左)のようなものや
礼拝堂の壁画など、部屋自体が一体となって
展示されているものが特に興味深かったです。
もちろん、普通の絵画の展示が大半なんですけどね〜。
こちらも(写真下右)、フェルメールの有名な作品ですよね。



それぞれの部屋で本当に、環境が違うんですよ。
光の入れ方、部屋の大きさ、入口の広さ、天上の高さなど。
忠実に再現されているんでしょうね。
世界の美術館になんて行ったことがないので、
再現度合いが全くわからないんですが・・・。



写真撮影も作品のみでなければOKなんです。
(商用としての使用は不可)
様々な作品を陶板で複製して展示している訳ですが・・・
一部、壺などの立体作品も陶板で再現していて・・・
それはちょっと不自然さを感じましたけどね。
壺が平たくなっていましたからね(笑)
この(写真下右)スクロヴェーニ礼拝堂壁画もすごく
素敵な空間でした。本当の神聖な教会のようで〜。



作品は古代、中世、ルネサンス、バロック、近代と
時代を追って、作品が並べられていますので、
美術作品としての時代の移り変わりが、
とてもわかりやすかったですね。
館内はかなり広いですので、ゆっくりと座って鑑賞も出来るように、
椅子がおいてある部屋場所も結構多かったです。
過去に、どこかの美術館展で本物を見たことのある作品は、
陶板で見ると、その時のことを思い出し、逆にここで
見たことのある作品が、いつか日本に来ることがあれば、
本物を見に行きたいと思わせるような美術館だと思いました。



有名な作品がたくさんあるわけですが・・・。
これは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」です!
ここの凄いところは、この美術館だから実現した
修復前と修復後の2つの作品が同じ部屋に
展示されていることですね。下の写真のように、
見る向きを変えるだけで、見比べが出来るんです。
たまたま、この時は、ガイドさんと遭遇し、
説明を聞くことも出来ましたので、
修復前後の様子がよくわかりましたね。



作品は、大きな部屋や小さな部屋、
その作品に応じて、展示されている場所が違うわけですが、
屋外の作品もあります!
それがこの(写真下右)モネの「大睡蓮」です。
外の空気に触れながら、椅子に座って鑑賞できます。



館内はほんと広いですので、館内にはカフェや
レストランもあります。途中、食事をとったり、
軽食を食べたりしながらゆっくり楽しまれたら良いかと思います。

そして、ここの美術館のすべての作品を作っている
陶板についての紹介コーナーもB1Fにありましたので・・・
陶板についてよくわからない人は、
そこで陶板についても学んでくださいね。



世界各国の有名な作品を一気に見れるのが
ここの美術館の特色です!
ムンクの叫びやゴッホのひまわりなどもありましたよ。
それも絵画ではなく陶板での複製ですので、
柵などの囲いがあるわけでもなく
目の前で間近でじっくりと見ることが出来ます。



個々に自分たちのペースで見て回られても良いですし、
定時ガイドもあるので、こういうものを利用すると、
さらに、作品がわかりやすくて良いかと思います。
いくつかの部屋でガイドの方と一緒になり、
良かったらここの部屋だけでもご一緒にと言っていただいたので
一部だけガイドの方の説明を聞かせてもらったのですが、
とてもわかりやすくて、作品をまた違った視点からも
見ることが出来るような気がしました。



広くて大変立派な美術館でした。
有名な作品を一堂に見ることが出来て、
わざわざ大阪から行った甲斐はありました。
車で日帰り可能な場所でしたしね。
入館料についても、本物ではなくレプリカではありますが、
これだけの作品を一度に見れたら、高くはないと思います。




館内にはレストランやカフェも併設されていますので、
半日ぐらいかけて、途中、休憩や食事をしながら
ゆっくり見て回られたら良いのではないでしょうか?
私たちは、他にも行きたい場所があったので、
休憩なしに足早に見て回りましたが・・・
それでも3時間ぐらいはかかりましたので〜。
充分な時間の余裕をもって行かれたら良いかと思いますよ。


★大塚国際美術館★
徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内



この日の日帰りの旅 「淡路島〜徳島」の様子は
こちらのページで紹介しています。




訪問日 2016年02月23日
作成日 2016年07月18日