◎関西の遊び場(児童館・記念館編)

さかい利晶の杜



2015年3月20日にオープンしたばかりの
『さかい利晶の杜』に行ってみました〜!



入った所の吹き抜けの広いフロアは、
観光案内展示室になっていて、堺の観光情報や
歴史などを紹介しています。この場所はまだ無料です。



ここのメインは、名前にとおり、千利休と与謝野晶子を通じて
堺の魅力を発見しようとい施設になっていて、
「千利休茶の湯館」と「与謝野晶子記念館」があります。
入館料は300円です。(両館共に観覧可能)



まず今日は、「千利休 茶の湯館」から見てまわります。
千利休と堺のまちというテーマで利休と堺の町を取り巻く人々を
展示物やパネル、映像などで紹介しています。
その中で千利休の声は、堺出身の片岡愛之助さんが演じています。



いくまでは、千利休がどんな人なのかは時代劇などで登場する
上っ面しか知らなかったのですが、
展示物などを通じて、少しはわかった気がしました。
堺の利休屋敷の茶室の想定もありました。



利休の生涯や堺とのつながりだけでなく、
利休の茶の湯についても、詳しく紹介されていて、
クイズコーナーもありましたので、そういうものを
通じてより明確に学ぶことが出来ました。
そして、「さかい待庵」という千利休作で唯一現存する
茶室の想定復元もありましたが(写真下右)
こちらは、申込制なので、通常は外観だけで中には入れません。



あと、300円の入場料金とは別になるのですが、
「茶の湯体験施設」もありました。「立礼呈茶」は、
予約不要で、誰でも気軽に椅子席で(写真下左)
お抹茶と、和菓子を楽しむことが出来ます。(500円)
もっと本格的に、茶室でのお点前体験(写真下右)
もすることが出来ます(予約制:500円)





1階を見終わると、2階にある「与謝野晶子記念館」の方へ。
入るとまずあるのが、美しい映像で与謝野晶子さんの
作品の世界を体感出来る場所です。
それ以外にも、作品が色々な形で紹介されています。



与謝野晶子さんの凝った本の装ていが見れるようになっていて
名作「みだれ髪」の展示もありました。
そして、晶子さんの愛用の品の展示もあって。



生家「駿河屋」も再現されていて、
晶子さんのの少女時代も紹介されています。
明治・大正・昭和という激動の時代を生きた人なのですが、
その紹介の仕方は最先端という感じでしたね。





そして、外に出ると、与謝野晶子さんの歌碑もありましたし、
この「さかい利晶の杜」の建物のすぐそばには、
実際の千利休の屋敷跡もありましたので
すこし見に行かれてみても良いでしょう〜。



この「さかい利晶の杜」の敷地内には、
「湯葉と豆腐の店 梅の花」と「スターバックスコーヒー」も
併設されています。



駐車場も併設されていて、「さかい利晶の杜」の利用者には
駐車場割引もありましたよ。最寄り駅でいうと、
阪堺線の「宿院駅」より徒歩1分の場所にあります。



堺で生まれた千利休と与謝野晶子さん。
ここを訪れるまでは名前ばかりで、堺出身だということも
知らなかったですし、それ以外にもほとんど知らないような
状態でしたが、少しは歴史的背景と共に、
理解することが出来たかなという感じですね。
見どころたくさんで1日遊べるという程の場所ではないですが、
堺方面に出かけることがあれば、すこし寄って見られては
いかがでしょうか?茶の湯を体験しなければ、
入館料は300円と安いですしね。
小さな子供さん連れの方にはオススメ出来ないですけどね。


訪問日 2015年4月03日
作成日 2015年5月05日

≪さかい利晶の杜≫

堺市堺区宿院町西2丁目1−1
休館日:第3火曜日(祝日の場合は翌日)
千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館、茶の湯体験施設
(観光案内展示室は年末年始のみ休館)
開館時間:午前9時〜午後6時
千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館、観光案内展示室
(茶の湯体験施設のみ午前10時〜午後5時)