◎関西の遊び場(観光名所編)

醍醐寺



京都にある「醍醐寺」に初めて行ってみました。
普通にJRに乗って行けばよいのですが、
たまたま見つけたJR西日本の日帰りプランで
母と一緒に行ってみることに〜。
(交通費と拝観料と昼食がついているプランです。)



大阪からはJRで山科まで行き、その後、地下鉄で醍醐へ。
醍醐駅からは徒歩10分ちょっとです。
バスもありましたが、歩いても全然大丈夫な距離です。

境内に入り、まずは、11時に食事の予約を入れていたので
昼食場所へと向かいます。昼食は「雨月茶屋」の
「雨月恩賜館」という建物の方に案内されました。
京都御所から移築した歴史ある建物です。
こちらは、予約制となっているので、個人で行く場合でも
予約が必要です。(雨月茶屋の方では予約なしで食べれます)



この日帰りプランのセットになっていたのは「醍醐味膳」です。
旬の京野菜やお豆腐を使った醐山料理です。
豆乳鍋は食べた後には、にがりを入れておぼろ豆腐したり、
山菜や湯葉、豆腐料理をメインに色々ついていました。
この御膳のメインは、お寺に残る古文書より再現した
家康・春日局が食したといわれる「筍すもし」です。
海苔なしの、あっさりした巻きずしと言った感じのものです。
この珍しい食事がついているので、このプランにした
というのもあったので、昼食はゆっくりと、
落ち着いた静かな場所で、最後のデザートまで
ほんとお腹いっぱいになるぐらいに味わって。



昼食後は、このプランについていた3枚の拝観券で
見て回ります。まずは、醍醐寺霊宝館から。
(通常:大人600円)
ここには、国宝に指定されている貴重な像などが
収蔵されています。歴史を感じながらも、精巧な作りで
素晴らしいものばかりでした。



そして、ここのお庭は豊臣秀吉が花見を行った
「醍醐の花見」として有名な場所です。
お庭からも館内からも眺めることが出来ます。
桜の時期には、満開の桜となり、すごい人出になるようです。



次に、仁王門で伽羅入山券を提示し、下醍醐へと
先へと進みます。(通常:入山料600円)



五重塔がありました。京都府下では最も古い木造建築で、
平安時代の国宝にも指定されている五重塔です。
ちょうどこの日は、毎月29日に行われる
五重大塔開扉がおこなわれていたので、塔内で
法要がおこなわれている様子を見ることも出来ました。
そして先に進むと弁天堂もあり、こちらは、すこし色づいた
紅葉と相まって綺麗でした。



その先も、山道を1時間ほど登っていくと
国宝や重要文化財に指定されているお堂などが
点在する醍醐寺開創の地の上醍醐へと続くのですが、
(上醍醐の入山料は別途600円)
山道を1時間と考えるとここで引き返すことに。



そして、入り口近くまで戻ってきたのち、
最後に、「三宝院庭園」を見に入りました。
これもチケットがセットに。(通常:大人600円)
入口には立派な唐門(国宝)があります。
平成22年に修復されたとのことで、ピカピカの輝き!
三宝院の中では、国宝に指定されている表書院や
重要文化財の襖絵、そしてとても素晴らしい
お庭を見ることが出来ました。



通常、JR大阪駅から、このルートで行くならば、
往復JR1680円+拝観券(3枚綴)1500円+昼食代となります。

このJRおでかけネットで購入した日帰りのプランは、
往復JR+拝観料+昼食代=6400円(大阪出発)でしたので
とても良い昼食がついていたんですけどね。



時期的にも人が多くなく、日常を離れて
静寂な場で、多くの歴史的な重要文化財に
囲まれて静かな時を過ごす事が出来ました。

秀吉が行ったという醍醐の花見を感じることは
出来ませんでしたが、桜の季節とはまた違った楽しみ方を
出来たのではないかと思います。


訪問日 2015年10月29日
作成日 2016年05月02日


≪醍醐寺≫
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22